アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』タイトルの格言と出典

アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』の各話タイトル(格言)と出典をまとめてみました。
目次
アニメ1期
アニメ1期の各話タイトル(格言)と出典です。
タイトル(格言)と出典 | |
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1話 | 悪とは何か──弱さから生ずるすべてのものだ。 F・W・ニーチェ『アンチ・クリスト』 |
2話 | 才能を隠すのにも卓越した才能がいる。 ラ・ロシュフコー『考察あるいは教訓的格言・箴言』あるいは『箴言集』(箴言NO.245) |
3話 | 人間は取引をする唯一の動物である。骨を交換する犬はいない アダム・スミス『諸国民の富の性質と原因に関する研究』あるいは『国富論』 |
4話 | 他人が真実を隠蔽することに対して、我々は怒るべきでない。なぜなら、我々も自身から真実を隠蔽するのであるから。 ラ・ロシュフコー『考察あるいは教訓的格言・箴言』あるいは『箴言集』(箴言NO.11) |
5話 | 地獄、それは他人である。 ジャン=ポール・サルトル『出口なし』 |
6話 | 嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と未来に関する権利上の嘘である。 ジャン=ジャック・ルソー『エミール、または教育について』 |
7話 | 無知な友人ほど危険なものはない。賢い敵のほうがよっぽどましだ。 ラ・フォンテーヌ『寓話』──正確には『寓話詩』 |
8話 | 汝等ここに入るもの、一切の望みを捨てよ。 ダンテ・アリギエーリ『神曲』 地獄篇 第3歌 第9行 |
9話 | 人間は自由の刑に処されている。 ジャン=ポール・サルトル『実存主義とは何か』 |
10話 | 裏切者の中で最も危険なる裏切者は何かといえば、すべての人間が己れ自身の内部にかくしているところのものである。 キェルケゴール『愛と生命の摂理』あるいは『愛の業』 |
11話 | しかし、概して人々が運命と呼ぶものは、大半が自分の愚行にすぎない。 ショーペンハウアー『余錄と補遺;哲学小論集』 |
12話 | 天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。 ショーペンハウアー『余錄と補遺;哲学小論集』 |
特に意味はないと思いますが、3話のみタイトルと本編に最後の「。」がありません。
アニメ2期
アニメ2期の各話タイトル(格言)と出典です。
タイトル(格言)と出典 | |
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1話 | 困難の中でこそ、平静な心を保たねばならない。 ホラティウス『歌集(カルミナ)』 |
2話 | あらゆる罪の源たる、ふたつの大罪がある。焦りと怠惰だ。 フランツ・カフカ『罪、苦痛、希望と真の道の考察』 |
3話 | 最高の魂は、この上ない悪徳と極限の美徳を発揮できる。 ルネ・デカルト『方法序説』 |
4話 | 人材は作り出す必要がある。 F・ナイチンゲール『軍病院での看護についての覚え書き』 |
5話 | すべての失敗は成功への過程に過ぎない。 W・ヒューウェル『イギリスの道徳哲学の歴史講座』 |
6話 | 逆境は真実へと至る最初の道筋である。 G・G・バイロン『ドン・ジュアン』 |
7話 | すべてを疑うこともすべてを信じることも共に安易で、思考を放棄するに等しい。 H・ポアンカレ『科学と仮説』 |
8話 | 胸の底で、傷は静かに生きている。 ウェルギリウス『アエネーイス』 |
9話 | 過ちを犯しながら、それを改めないことをこそ、真の過ちという。 著者不明『論語』 |
10話 | 人々は常にその破滅を願っている。偽りの善に欺かれるがゆえに。 N・マキャヴェッリ『政略論』 あるいは『ティトゥス・リウィウスの最初の十頃に基づく論考』 |
11話 | 自分自身を御せない者は、いつまでも奴隷のままだ。 J・W・V・ゲーテ『穏和なるクセーニェン』 |
12話 | 思慮なき力は自らの質量によって崩れ去る。 ホラティウス『歌集(カルミナ)』 |
13話 | あなたが出会う最悪の敵は、常にあなた自身だ。 F・W・ニーチェ『ツァラトゥスラはこう語った』 |
アニメ3期
アニメ3期の各話タイトル(格言)と出典です。
タイトル(格言)と出典 | |
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1話 | 何かを選ぶことこそが、成長の最大の糧となる。 ジョージ・エリオット『ダニエル・デロンダ』 |
2話 | 人にとって、他の人間は獰猛な狼のようなものだ。 プラウトゥス『ロバ物語』 |
3話 | 忘れたいことほど、忘れることはできない。 F・W・ニーチェ『曙光』 |
4話 | あなたにできるのは自分の目的のために行動することまでで、その結果を望むようにすることはできない。 著者不明『バガヴァッド・ギーター』 |
5話 | 運命は勇気ある者を助ける。 ウェルギリウス『アエネーイス』 |
6話 | 悪を行うよりも、その悪に傷つけられる方が良い。 キケロ『トゥスクルム荘対談集』 |
7話 | 人は自らの本質と向き合うのを避けるためなら、どんな愚かな行いにも手を染めてしまう。 C・G・ユング『心理学と錬金術』 |
8話 | 過去を顧みぬ者はそれを繰り返し、裁かれる。 ジョージ・サンタヤーナ『道理の命』 |
9話 | 最高の法は、最大の不正を生み出す。 キケロ『義務について』 |
10話 | 不条理な結論に至る第一の原因は、解決の手段が不足していることだ。 T・ホッブズ『リヴァイアサン』 |
11話 | 愛にはたったひとつの決まりしかない。それは愛する者を幸福に導くことだ。 スタンダール『1805年6月19日の日記』 |
12話 | 欲望のために世界を変えるのではなく、まず己を変えよ。 ルネ・デカルト『方法序説』 |
13話 | 愛は最も良い教師である。 小プリニウス『プリニウス書簡集』 |
3期はタイトルには「。」がついているのですが、本編では8話の除いて「。」がありません。また、タイトルが「」で囲まれる様になり、今まで『』表記だったのが「」表記に変更されていました(リストは『』で統一表記しています)。
最期に
視聴している時はあまり気にしていなかったのですが、今思うと各話それっぽい内容になっていたのかなと思います。
個人的に大好きなアニメで、4期2年生編の放送も決まっているので今から楽しみです。
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